当社への資料請求の中には塀の中からの物があります。

 「どうして塀の中からだと分かるのか?」

 それには3つの点から推測できます。

1:
グーグルマップで住所を検索すると刑務所が表示され、ネットでその刑務所を検索すると、住所が一致する。
2: 同じ住所で差出人が違う。
3: ハガキや手紙に検閲印が押されている。

 はっきりしているのは、やはり住所が刑務所の住所だと言う事です。記載されている住所には○×刑務所とは書いてはありませんが、ネットで刑務所を検索すると、住所が一致します。

 検閲印については、全てに押されている様ではありませんが、刑務官が検閲している証拠だとはっきり分かります。

 最近の資料請求で手紙かハガキで来るもの9割以上は検閲印が押されており、それを見れば「ああ!塀の中からか!」と直ぐにわかります。昨今の資料請求はほとんどがネットからで、手紙やハガキで資料請求される一般の方は稀なのです。

 塀の中から資料請求が来る様になったは2013年1月頃からですが、原因としては、当社が1ページ広告を掲載している雑誌「田舎暮らしの本」が刑務所の図書室(図書室と呼ばれているかは知りませんが)に置かれ始めたのではと推測しています。更に、広告に「総合カタログ・移住者記事集を無料でお送りします。お気軽にご請求下さい」と書いてあるのも大きな要因だと思われます。わずかな郵便代で暇つぶしの資料が手に入ると言う訳です。「無料で送ります」の記載は結構昔から載せていますので、やはり、2013年1月頃から図書室に入ったと推測するのが妥当かと思います。

 本当の所はわかりませんが、この推測はほぼ間違いないでしょう。

 出所後に物件を買ってもらえれば、それはそれで良いのですが、可能性としては低く、ほとんどは冷やかし半分と思われ、最近の広告からは「無料でお送りします」の一文は削除しました。それでも、コンスタントに塀の中から資料請求があるのは興味深いものです。

 刑務所の検閲印を一般の人が見る機会はあまりないでしょう。さらに一カ所に全国の検閲印が集まる事はほとんどないのではないでしょうか? と、言う訳でおもしろ半分でコレクションの展示をしてみました。

 まさか、法務省からクレームは来ない・・・ですよね〜??

※このコレクションが本当に刑務所の検閲印という事の確認はとれていません。あくまでも推測の域を出ないことをお断りしておきます。